こんにちは、カウンセラーのこころです!
中学生の親の中には「子供が朝起きなくて困っている」「起こさないと子供が起きない」「目覚まし時計がなっても気づかない」といった悩みを抱えている人が多いと思います。
そんな人に向けて、今回は中学生はなぜ朝起きないのか?どうしたら起きるようになるのか?について解説します!
今回の記事は次のような人におすすめ!
- 子供が朝起きなくて困っている。
- いくら起こしても子供が起きない。
- 起こす方法を知りたい。
- 朝起きないので遅刻が増えたり、休みがちになってきて不安だ。
こどもが朝起きないのには何か原因があります。
この記事を読み、根本的な原因を見つけ早急に対応していきましょう!
ほかのサイトでは教えてくれない【起きるための対処法】もすべて紹介します。
朝起きられないと不登校になるの?
朝起きられない日が続くと、日に日に学校に行きにくくなり不登校になる子はいます。
病気や障害、心理的な影響がある場合は本人がいくら頑張ってもどうしようもできません。
専門家や教育機関、医師などのサポートを受け、状況に応じた適切な対応を行っていきましょう。
中学生の子が朝起きない原因\9選/
では、中学生が朝に起きられない一般的な原因を紹介します。
自分の子に当てはまる原因は何か?と考えながら読んでみてください。
睡眠リズムの乱れ・寝不足
成長期は十分な睡眠が必要です。しかし宿題や部活動、交友関係などに時間を割くことが多く、睡眠時間が不足。
また就寝や起床時間が不規則、就寝時間が遅い事により朝起きるのが辛くなります。睡眠リズムの乱れは、朝の目覚めに影響を与える可能性があります。
学校への不満、不安、ストレス
学校に行くことに対して強い不安やストレスを感じている。学校での友達や先生、先輩との人間関係や勉強、成績、受験、いじめなどが不安やストレスの原因となっていることがあります。
モチベーションの低下
学校に行く目的や意欲を感じられない、興味を持てるような授業がないなど、モチベーションが低下している。
家庭環境の影響
家庭内のストレスや不安、親子関係、兄弟姉妹との関係、家族のルーティンや習慣が原因となる場合もあります。
心理的な問題
うつ病、不安障害。朝起きることに無気力や抵抗感を感じることがありそれが原因になっている場合もあります。
睡眠障害
睡眠障害とは睡眠の質や量に問題がしょうじる状態です
一般的な睡眠障害
- 不眠症: 眠りにつくことや眠りを維持することが困難で、日中の機能に支障をきたします。
- 睡眠時無呼吸症候群: 呼吸が一時的に止まる。または、浅くなり睡眠の質が悪くなります。
- 過眠症: 睡眠時間が通常よりも長く、日中に過度の眠気が生じ生活に支障をきたします。
睡眠障害は生活習慣、ストレス、身体的な健康状態、精神的な事などいろいろな要因により発生します。
起立性調節障害
思春期の子供に多い疾患です。
電子機器の使用
夜遅くまで電子機器のスクリーンを見ることで、睡眠の質が低下し、朝に疲れや眠気を感じることがあります。
ホルモンの変化
思春期はホルモンバランスが変化します。朝の起床時に睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌が高いため、目覚めるのが難しくなります。
不登校の子が朝起きられないもっとも多い要因は?
これらの要因は放って置かず、専門家、カウンセラー、医師などに早急に相談し対処していくことで不登校を回避しましょう。
朝起きられるようになる方法
実際にどのような対処をしていけば子供は朝起きられるようになるのかを9つ紹介します。
睡眠サイクルを整える
寝室を快適に保つ
温度、湿度、明るさ、寝具など適切な環境にすることで質のよい睡眠が得られ、朝目覚めやすくなります。
光の調整をする
寝る時は暗くし、体内時計をリセットするため朝はカーテンを開けるなどして太陽の光を部屋の中に入れましょう。
習慣化する
毎日同じ時間に就寝し、起床する。寝る前のルーティンを決める。
起きる目的を明確にする
なんの為に起きるのかを子供自身が明確にして、それを目標にする。
目覚まし時計を使う(アラームを工夫する)
目覚まし時計を2個、3個使用したり、スマホのアラームやスヌーズ機能を使う。音色や音量調整する。
適度な運動を行う
深い眠りにつき、朝は快適に起床できるように昼間は適度な運動で体を使う。
カフェインの制限
夕方以降カフェインを接種しないなど制限し、眠りを妨げないようにする。
就寝前の電子機器
就寝まえにスマホやタブレットのスクリーンを見ることにより脳を刺激し興奮させ、睡眠の質を低下させるため、就寝前は制限する。
相談先はどこ?病気や疾患が疑われる場合の受診先はどこ?
こどもの朝起きられない原因が、病気や疾患だった場合は上にあげた対処法を実行しても起きられるようになるのは難しいです。
どこに相談したらいいの?
各症状により受診先、相談先はちがいます。
不安、悩み
【スクールカウンセラー】各学校にいるスクールカウンセラーに相談する。学校の先生に聞きスクールカウンセラーがいるか確認し、カウンセリング予約をします。
【悩み相談窓口】自治体などで行われている電話相談やメール、LINEでの相談があります。
【不登校専門のカウンセラー】学校への行き渋りや、欠席が増えてきた場合。不登校に関する悩みを相談することが出来ます。
心理的な問題
【児童精神科】子供の発達や心理的な健康問題に特化した専門家
睡眠障害
【小児科】症状や地域によって異なる場合もあるので、子どもの不調を全て見てくれる小児科をおすすめします。
または【症状に合わせた診療科】を受診してもいいでしょう。
【不眠症】小児科・ストレスがある場合は精神科
【睡眠時無呼吸症候群】内科、耳鼻咽喉科、循環器科、睡眠外来神経内科
【過眠症】 内科・精神科・脳神経内科
起立性調節障害
【小児科】まずはかかりつけの小児科で相談してみましょう
心理的問題、睡眠障害、起立性調節障害などが疑われる場合は医師の判断を仰ぎましょう。
まとめ
今回は、中学生の子が朝起きられない原因と対処法を解説してきました。
本記事のまとめは、以下のとおりです。
朝起きられない原因
- 睡眠リズムの乱れ・寝不足
- 学校への不満、不安、ストレス
- モチベーションの低下
- 家庭環境の影響
- 心理的な問題
- 睡眠障害
- 起立性調節障害
- 電子機器の使用
- ホルモンの変化
対処法
- 睡眠サイクルを整える
- 寝室を快適に保つ
- 光の調整をする
- 習慣化する
- 起きる目的を明確にする
- 目覚まし時計を使う(アラームを工夫する)
- 適度な運動を行う
- カフェインの制限
- 就寝前の電子機器制限
受診・相談先
【悩み、相談】
- スクールカウンセラー
- 自治体各相談窓口
- 不登校専門家
【病気や疾患】
- 児童精神科
- 小児科
- 症状に合わせた診療科
朝起きられな日が続けば、学校に行きにくくなり不登校になる子がいます。
起きられない原因を知る。そして心理的な事、障害、病気などは専門家のサポートを受け子供に合った対応を見つけ対処していくことで、不登校を未然に防ぐことができるかもしれません。