こんにちは、不登校カウンセラーのこころです。
どんなきっかけでみんな再登校できたの?どうしたら登校出来るようになる?
こんなお悩みを持つ親の方必見!
この記事では、再登校出来た子はどんなきっかけがあったのか、どうしたら再登校出来るようになるのかについて解説します。
この記事は次のような人におすすめ!
- 登校できるきっかけが知りたい。
- 登校出来るようになる方法が知りたい。
- 子どもが再登校できるなら、自分にできることは何でもしたい。
今回は再登校の主なきっかけ、再登校を目指す為にやるべき手順7選、親や周りの人に出来る事を紹介します。
この記事できっかけを知り、親に出来る事を学び、子どもの再登校をサポートしていきましょう!
それでは、どうぞ!
不登校回復には5つのステップがある!おわる兆候と見逃せないサイン
不登校の親のなかには「不登校が早く終わって欲しい」「いつになったら学校に行けるのようになるの?」といった悩みを抱えているひとが多いと思います。
そんな人に向けて、不登校はどのように進んで行くのか、その時に親はどんな対応をしていけばいいのかについて解説していきます。
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再登校のきっかけはどんなものがあるのか
再登校のきっかけはあるの?
どんなものがあるのか詳しく知りたいです。
再登校のきっかけはあるかもしれません。しかし人それぞれ違います。
何がきっかけになるのかはその時が来ないとわかりません。
実際に再登校できるようになった子供たちの成功事例を知ることで、きっかけを見つけることが出来るかもしれません。
再登校出来た子のきっけけを知る
私のSNSで、元不登校の親の方々に再登校のきっかけは何だったか?アンケートを取りました。
アンケート結果を見てもわかるように、きっかけは子どもそれぞれ違うことがわかります。
また、再登校のきっかけについてSNSで調べた結果、以下のきっかけもありました。
Sさん母談
担任の先生が変わった事。そして仲良しの子と同じクラスになったこと。2つが重なったことがきっかけです。
Yさん母談
放課後登校をしばらく続けていました。年度が変わるタイミングで、このまま放課後登校を続けるか通常登校するかと言う話になり、これがきっかけで本人が決め再登校するようになりました。
R君母談
宿泊体験に参加したのがきっかけです。この体験が子どもの自信につながったのではないかと思っています。
M君母談
高校生の息子は欠席が続き単位を落とす科目が出そうになっていました。高校くらいは卒業したいという気持ちがあったようで、単位ぎりぎりになったことがきっかけとなり再登校しました。
T君母談
不登校になってからしばらくして、フリースクールに通うようになりました。そこで人とのコミュニケーションや勉強、遊びなどを通して自信がついたようで、新しい学年になるタイミングで再登校をすることができました。
きっかけさえ見つければ再登校が出来るのか
きっかけがあれば再登校できる子はいます。しかしそれが本物の再登校なのかはわかりません。
1日、2日再登校が出来ても、それを継続する力が子どもに戻っていなければ再不登校は目の前です。
きっかけよりももっと大切なのは、子ども自ら動き出す力をつける事。これがなければ本当の再登校は難しいです。
再登校を目指す為にやるべき手順【7選】
子ども自ら動き出す力をつけるためにどうしたらいいの?
子どもの心のエネルギーを大きくすることです。
子どものエネルギーを大きくするための方法と、学校復帰までの歩み方を紹介していきます。
心を休ませる
子どもの心は学校に通うことで疲れきってしまい、その結果不登校になります。
まずは心をゆっくり休ませましょう。
子どもの心を休ませるために親がやるべきこと
- 口出ししない。
- ののしらない。
- 命令しない。
- 学校、勉強、友達などの話題は親からはしない。
- 子供に寄り添う。
- 子供の気持ちを尊重する。
好きな事を思う存分やってもらう
不登校になった子は少なからず罪悪感や不安を持って生活しています。
心を休ませるためには罪悪感や不安を忘れさせ「生きていることは楽しい事だ」という気持ちを持ってもらいましょう。
そのために好きな事、趣味など子どもが興味があることを思う存分させてあげることです。
自己肯定感を大きくする
不登校になった子は、自己肯定が低くなってしまっている状態です。
自己肯定感を大きくすることで、子どもの心は回復に向かいます。
学校への不安や罪悪感を減らす
「学校に行けない自分はダメな人間だ」「みんなは出来るのに、自分は何も出来ない」などと不安と罪悪感でいっぱいになります。
このような不安や罪悪感を持ったままでは、再登校は難しくなります。
学校復帰をこどもが望むのなら、子供自身が不登校の自分を許し受け入れることが必要です。
子どもの不安や罪悪感を減らすために、親が出来る事
子どもの不安や罪悪感を減らす為に親が出来る事は、ありのままの子どもを受け入れる事です。
子どもが安心して過ごせる場所を見つける
心を休ませるには、子どもが安心して過ごせる場所が必要です。
例えばフリースクールや適応指導教室があります。
もし外出が難しいのなら自宅を安心できる居場所にすればいいのです。
親や家族と楽しい時間を過ごす、好きな事をして過ごすことで安心してゆっくり休める環境になります。
また、外出しなくても出来るオンラインの習い事もあります。
居場所を見つけるために、親が出来る事
- 親が情報収集する
- 子供にいろいろな居場所を紹介する
- 子供と話し合う
- 子供の意思を尊重する
不登校の子におすすめの習い事ガイド【外出しなくてもOK】
こんにちは、こころです! 「不登校でも習い事して欲しい」「ゲーム・YouTubeに飽きたと言っているので何かほかに出来ることないかな」と、不登校の子にできる習い事を探しているひとはいると思います。 今 ...
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生活リズムを整える
特に昼夜逆転になってしまった子は、急に朝起きて登校するには体がついて行けません。まずは少しずつ時間を戻していくようにしましょう。
また食事や運動も大切です。不登校中に3食取っていなかった子、ずっと部屋にいて体を動かすことも、歩くこともしていなかった子が朝から登校することは体力も減っていますので難しいです。
少しづつでいいので、時間、食事、体力をもとに戻していきましょう。
子どものペースで復帰する
復帰するからといって、朝から夕方まで登校しなくてもいいのです。子供の体調に合わせて登校しましょう。
そして頑張り過ぎることも控え、ゆっくりでいいので子どものペースに合わせて再登校をしていきましょう。
不登校の子におすすめ‼出席扱いサポート制度あり【ティントル】不登校から再登校まではどのくらいかかるのか
不登校はどのくらいで終わりますか?
終わるまでは人それぞれ違います。
数か月の子もいれば、数年かかる子もいます。
回復までの長さは、周りの人の対応やかかわり方によって変わってきます。
また、子どもの特性や障害、病気などによってもちがうので一概にどのくらい経てば不登校が終わるのかは誰にもわかりません。
一つわかっていることは、不登校回復までには段階があるということです。
以下の記事に回復段階について詳しく紹介していますので、是非読んでください。
不登校回復には5つのステップがある!おわる兆候と見逃せないサイン - こころのブログ (cocoro-mam.com)
親だけではなく、周りの人の協力もあれば尚可
学校、先生、学校の友達、家族、子どもを取り巻く人の協力もあれば学校復帰もうまくいくことがあります。
【体験談】学校復帰に向け、私がしていたこと
【担任の先生】日々情報交換し、子どもの状態をお話していました。時間があるときは電話や家庭訪問をしてもらい、子どもと先生の信頼関係を大きくしていました。
この先生のクラスなら行ってみようと思てもらうためです。
【学校の友達】子どもと友達のコミュニケーションツール(スマホ、パソコン)は取り上げす、好きな時に友達と交流できるようにしていました。
不登校中でも交流し仲良しの友達となら一緒に学校に行こうと思ってもらえました。
【家族】余計なことは言わず、ただ見守り続けてくれるように頼みました。
家族からの圧力がなくなると、子どものペースで日々過ごせるようになりました。罪悪感が減り、このままの自分でも良いんだと思いへ子ども自身が自分を受け入れることができるようになりました。
周りの人の協力があり、すんなり再登校を果たすことができました。
ゴールは再登校にしない。
ほとんどの親は子どもが不登校になると、早く再登校をさせようと必死になります。
しかし再登校をしたからと言ってそれでOKですか?
親の希望は「子供が大人になった時、自立し、幸せに生きていって欲しい」のではないでしょうか?
そう考えると再登校がゴールではなくなり、学校に戻り、勉強することは子どもの人生の通過点に過ぎないってことです。
その後の人生のほうが大切なのです。
ゴールは「子どもの自立」と「子供が幸せに生きていくこと」
不登校の子におすすめ‼出席扱いサポート制度あり【ティントル】まとめ
今回は再登校のきっかけは何があるのか、再登校するための手順について紹介してきました。
まとめ
- 実際に再登校をしてきた子のきっかけをアンケート結果とともに紹介。
- きっかけよりも、再登校するためには子供自ら動き出す力が必要。
- 再登校を目指す為の手順を7つ紹介。
- 不登校が終わるまでにはどのくらい時間がかかるのかは、人それぞれ違う。回復までには段階がある。
- 親だけでなく周りの人にも協力をしてもらうと再登校しやすくなる。
- 不登校のゴールは「子どもの自立と幸せ」
再登校のきっかけになることはいろいろあります。しかし、その前にこどもが自ら動き出すためには心のエネルギーを大きくしていくことが必要です。
子供自身の意思で再登校することが、リバウンドをさせない秘訣です。
ただ登校すればいいという思いは捨て、子どもの意思で動き出し、再登校が出来るように私たち親は出来る事をしていきましょう。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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