こんにちは、こころです!
「不登校の子が高校生になれるのか不安」「中学卒業したらどうなるの?」とお悩みではありませんか?
今回の記事では、不登校中学生でも高校生になれるのか?高校以外の選択肢はどんなものがあるのか?親にできるサポート法は何なのかを、高校進学に不安な親の方にもわかりやすく解説します。
この記事は以下の人におすすめ!
- 不登校だけど高校入学できるの?と心配な親の方
- 不登校の子の進路が心配な方
- 不登校生の高校進学に向け、親に出来ることは何か知りたい方
不登校の子が中学生の場合、このまま登校できない日が続いたら高校受験はどうなるのだろう?高校に行けなかった場合はどうなるのか?といった不安があると思います。
そこで今回は、中学生の進路について徹底解説していきます。
是非この記事をよみ、不安ばかりではなく希望をもって不登校を歩んでください。
ココにも心が軽くなるヒントあります。
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出席日数、評価、成績、内申点なしでも高校生になれるのか?
不登校でも高校生になれる!
高校受験が近づくにつれ、出席日数、評価、成績、内申点が気になりだすと思います。
しかし、これらが無くても高校生にはなれます。
実際にうちの子も中学生で1年10か月間不登校でしたが、全日制の私立高校に入学しました。
各高校によっては審査基準に違いはあると思いますが、実際には全日制の高校に入学は可能です。
近年では合格基準を成績や出席日数、内申点などを基準にしない学校も増えています。「不登校だと進学できない」と悲観的になる必要はありません。
中学校卒業時の進路
「不登校に関する実態調査」 ~平成18年度と不登校生徒に関する追跡調査報告書~(概要版):文部科学省 (mext.g
高校進学率
中学校卒業後の高校進学状況
高校進学率 85.1%
「不登校に関する実態調査」 ~平成18年度と不登校生徒に関する追跡調査報告書~(概要版):文部科学省 (mext.go.jp)
20歳現在の就学・就業状況
「不登校に関する実態調査」 ~平成18年度不登校生徒に関する追跡調査報告書~(概要版):文部科学省 (mext.go.jp)
以前不登校だった人の81.9%の人が何らかの就職や就学についています。
不登校の子向けの進路8選
不登校の子は中学卒業後どのような進路を選択しているのか見ていきましょう
高等学校
全日制高校、通信制高校、定時制高校があります。
中学卒業後の子の高校進学率は97%を超えています。
引用:https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kaikaku/main8_a2.htm
また先ほどお伝えしましたが、以前不登校の子の高校進学率は85.1%です。
専門学校(高等専修学校)
中学校を卒業した人を対象にしています。社会に出てすぐに役立つ実用的な職業教育を提供し、さまざまな分野で専門家を育成しています。
高等学校と同じくらい重要な後期中等教育機関であり、高校の枠を超えた多彩な教育を展開しています。
引用:https://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/senshuu/kotosensyu00961.html
高等学校卒業程度認定試験
様々な理由で、高等学校を卒業できなかった方等の学習成果を適切に評価し、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があるかどうかを認定するための試験です。合格者は大学・短大・専門学校の受験資格が与えられます。また、高等学校卒業者と同等以上の学力がある者として認定され、就職、資格試験等に活用することができます。
引用:高等学校卒業程度認定試験 概要・パンフレット等:文部科学省 (mext.go.jp)
就職
現代では、高卒以上の学歴が一般的であり、中卒の人々に対するイメージがあまり良くありません。
就職は可能ですが、求人は限られています。
努力や継続力が必要な職種では退職率が高くなることも考えられます。
引用:令和4年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・就職内定状況」取りまとめ(令和5年3月末現在) (mhlw.go.jp)
フリーター・アルバイト
求人の選択肢が低く、離職率が高いです。また、正社員になれるチャンスが減るので長期的なキャリアとしてはおすすめしません。
しかし、社会を知るためにも経験することは非常に意義のあることです。
海外留学
費用は掛かりますが、語学に興味があり習得したいのなら留学が近道です。
留学を通じて優れた英語力を身につけることは可能です。また異文化を理解することができ将来国際的な環境で仕事をする際に重要なスキルとなります。
留学を検討する際には、よく考えて計画を立てることが重要です。将来にどのような目標を持ち、どのような経験を積みたいかを考えながら進めていきましょう。
起業
中卒での起業は挑戦的な道です。準備と努力によって成功の可能性を高めることができますが、リスクや責任も大きいのが事実です。
情熱や目標に合ったビジネスを構築することが大切です。
親がこどもの進学をサポートする方法3選
進学を目指すのであれば親に出来るサポート法があります。
以下を参考にしてみてください。
話し合う
子供と進学について話合ってみましょう。
- 進学希望しているのか?
- どんな学校がいいのか?
- どんな勉強がしたいのか?
親の希望は伝えても、決めるのは子供です。
子供と話し合っても何も話さない。無視しされ話が進みません。
まだ子供自身が進学へ心が向いていない状態なのかもしれません。
進路決定時期ぎりぎりまで待ってもいいのではないでしょうか。
子ども自身が進学先を決めることはとても重要です。
親や先生が決めてしまうと、入学後に「この学校ではなかった。」「間違いだった」となり再不登校になることがあります。そして「親が決めたからっ悪いんだ!」「こうなってしまったんだ!」などと責任転嫁されることもあります。
こどもが自分で進学先を決め入学することが大切ですよ!
進学先を調べる
以下の方法で進学先について調べましょう。
- 担任の先生・学校
- スクールカウンセラー
- ネット
- 本(雑誌)
- 資料請求
- 説明会参加
- オープンスクール参加
どんなことを調べたらいいの?
- どんなことを学べる学校があるのか
- 学び方(通学・通信・定時制など)
- 入試には成績・欠席日数・評価がどのくらい必要か
- 週何回通学するのか
- 学費・・・など
そのほか子供の希望する条件を調べましょう。まだ希望がない場合は子どもに興味あることを学べる学校を探してみてもいいでしょう。
相談する
ある程度進学先を調べたら、次は相談してみましょう!
学校・担任の先生
過去の不登校の子について聞く
どんな学校に進学していったのか?
全日制高校にはどのくらいの出席日数、評価などで合格できたのか?
受験勉強の方法。
スクールカウンセラー
過去の不登校の子について聞く
どんな学校に進学したのか?今はどうなったのか?
入試までどのように過ごせばいいのか?
親に出来ることはあるのか?
希望する進学先の担当者
不登校を前提に聞く
中学で不登校でも合格できるのか?
出席日数、評価など合否に必要か?
勉強が遅れていても、高校生活についていけるのか?
【不登校中学生】勉強の不安解消!遅れを取り戻す8つの勉強方法
高校入学!その後の不安と再不登校
高校入学できても、また不登校になるのではと不安です。
確かに一度経験すると、また不登校になるのではと不安になりますよね。
しかし、高校に進学し一歩踏み出した子です。一度こどもの力を信じてみましょう。
以前不登校の子 高校中退率14.0%
「不登校に関する実態調査」 ~平成18年度と不登校生徒に関する追跡調査報告書~(概要版):文部科学省 (mext.go.jp)
以前不登校だった子が高校進学後の退学率は上記のようにけっして多くはありません。
再不登校になった場合は転学し、別の学校に行く子もいます。
高校入学後、再不登校になってしまいました。これからどうしたらいいのでしょうか…
行けなくなった時点でその後どうするのかを子供と話し合ってみましょう。
再不登校になったのなら
高校に進学し、数日、数か月で再不登校になる子もいます。それは高校進学(登校)し頑張り過ぎたせいで、今まで貯めてきたエネルギーが切れてしまったのでしょう。
そんな時は、また心のエネルギーを貯めればいいのです。これまでの経験は無駄にはなりません。
元不登校生の今‼
元不登校生の中学卒業後の進路を紹介します。
ぜひ参考にしてください。
Aさん
中学3年まで1年8ヶ月
現在:通信制高校3年
最近はバイトをしたり、家族に料理を作ってくれたりと忙しく活動している。
Bくん
中1夏休み明けから不登校。中3から再登校
現在:高校1年生全日制公立高校在籍
入学後、数日で行き渋りが始まり。現在再不登校中。通信制高校に入学を検討中。
Cさん
小学生から中学生まで不登校
現在:看護師
通信制高校に入学→看護大学→看護師になる。
Dさん
中学で不登校
現在:専門学生
全日制公立高校入学→退学→高校認定→専門学校入学し専門的な事を学び充実した日々を送っている
Eくん
中高一貫の中学に通う。中学2年から不登校
現在:社会人
欠席日数を計算しながらぎりぎで高校に進学した。
スポーツが得意でその成績で大学進学→留学→現地大学卒業→現地で就職
Fくん
高2で不登校
現在:定時制高校
公立高校に入学も不登校になり、定時制に転校。今は順調に通っている。
【不登校中学生】勉強の不安解消!遅れを取り戻す8つの勉強方法
まとめ
今回の記事では、不登校中学生でも高校生になれるのか?高校以外の選択肢はどんなものがあるのか?親にできるサポート法は何なのかについて紹介してきました。
まとめ
- 中学校卒業後の高校進学率 は85.1%
- 以前不登校だった人の81.9%の人が何らかの就職や就学についている
- 高校進学以外にもいろいろな進路はある
- 以前不登校の子が高校進学し、退学した人は14.0%
- 高校入学後の不安は誰にでもある。今は子どもの力を信じるべし
- 再不登校になったら、またエネルギーを貯めればいい
- 親にできる進学へのサポートは「話し合う」「調べる」「相談する」
不登校でも本人が希望すれば高校進学は可能です。
進学できないのではないか、将来はもう見えないなどと悲観的になる必要はありません。
たとえ高校進学を希望しなくても進路先はあります。
子供はどうしたいのか?何を学びたいのか?を一度聞き、進路について話し合ってみましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。